バードウォッチングガイド

野鳥はどこにいるのか

市街地
公園とか人家の庭があれば野鳥は来ます。上島では市街地は小さく海岸や農地等の境界がはっきりしません。そのおかげで街中でもかなりの野鳥を見ることができます。イソヒヨドリカワラヒワモズ、サギ類等を見ることができます。
海岸
海岸部は、桟橋、防波堤、砂浜、岩礁、干潟に分けることができます。このうち干潟は、上島では大きな干潟は少なく、桟橋や防波堤などでは、カモメ類、サギ類、トビイソヒヨドリ等が多く見られます。防波堤のテトラポットにはセキレイ類も多く見られます。砂浜は意外と野鳥は少なく、カラス等が多いのですが、チドリ類、シギ類等も見ることができます。岩礁地帯では、サギ類にクロサギが加わり、イソヒヨドリトビを見ることができます。上空に眼を移すとミサゴハヤブサなどの猛禽類も海上では多く観察できます。特にミサゴは水中に急降下し、魚を狩る様子を見ることができます。(狩尾海岸、松原日比海岸、福羅湾等)
山地
山地には多くの野鳥がいます。弓削島では、一番高い三山には、ホウジロ類、ウグイス類、ヒタキ類、ツグミ類、キツツキ類、カラ類の他猛禽類もたくさん観察することができます。ホウジロ類はミヤマホオジロ等、ウグイス類は、ウグイスヤブサメメボソムシクイ等、ヒタキ類では、オオルリキビタキジョウビタキなど、猛禽類ではオオタカハイタカノスリなどがいます。また、渡りのルート上でもあり、観察期間は短いのですが、コマドリコサメビタキカッコウクロツグミなど、猛禽類ではサシバハチクマなどが観察できます。(三山、久司山等)
農地
農地といえば、みかん畑が多く、メジロヒヨドリが多く観察できます。佐島西辺の旧田圃では、唯一セッカが観察できる場所です。(西辺圃場、宮浦等)

鳥のいる場所

鳥のいる場所

(財)愛媛県文化振興財団発行「あなたの出会った鳥、出会う鳥」より