ブログ:「On-line版 ミサゴ便り」
2019年6月
6月定例観察会報告
遅い梅雨入り前、曇り空の下ミサゴの巣立ちの様子や野鳥たちの子育てを主に観察しました。
ミサゴ、カルガモ、バン、カイツブリなどの親子の様子が観察できました。
観察できた種は以下の20種でした。
カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、カルガモ、ミサゴ、トビ、ハヤブサ(集合前に弓削大橋にて)、バン、ハクセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、メジロ、カワラヒワ、スズメ
鳴き声を聞いた種
ホトトギス、キビタキ、ウグイス、ホオジロ
ヒヨ爺
2019年 弓削小学校5年生 自然観察授業
6月12日3~4時間目に弓削小学校5年生(18名)を対象に自然観察授業を行いました。
今回は、ミサゴを生態系の頂点に位置する野鳥として取り上げ、ミサゴを観察することにより生態系ピラミッドの状態が推測できることをテーマとしました。現在、旧弓削町では数カ所でミサゴが営巣しており動画によりその生活の様子を身近に感じてもらえることとミサゴの見分け方を享受しました。
少しでもバードウオッチングの楽しさや自然環境に興味を持ってもらえると嬉しいです。
弓削小学校周辺を回りミサゴの営巣や身近な野鳥を観察しました。
観察できた種は以下の10種類だったと思いますが、弓削小学校5年生のみなさん、これ以外に見られた野鳥がありましたらコメントしてください。
スズメ、ホオジロ、カワラヒワ、ウグイス、ヒヨドリ、トビ、ミサゴ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、イソヒヨドリ(雌)
ヒヨ爺
コチドリ幼鳥?
沢津川河口付近でコチドリの幼鳥と思われる個体を観察しました。成長とほとんど変わらないがやや小さいように感じられ「ピー、ピー」と鳴きながら歩き回っていました。親鳥は現れませんでした。こんな狭い海浜でも繁殖したのでしょうか。
畑では、ハクセキレイの幼鳥が親にしきりに餌をもらっていました。
ヒヨ爺
ミサゴ成長中
羽ばたきの練習はじめたミサゴ。2019年6月8日。
https://youtu.be/WrBPSjTqOvshttps://youtu.be/WrBPSjTqOvs
講演『トコロジストになろう!』
6月3日13時から交流館に於いて『トコロジストになろう!』と題して講演を視聴しました。講師は『トコロジストになろう!』の著者の日本野鳥の会 普及室長代理 箱田敦只氏、トコロジスト 島村幸明氏。
箱田氏には、トコロジストとは何か? 今なぜトコロジストなのか? トコロジストの楽しさをご自身の体験を交えながらお話、三宅島在住のトコロジストの島村氏には、噴火全島避難から5年後、帰島してからの活動等にのお話を伺い参加者全員で上島町の自然、文化について意見交換を行いました。
集まった受講者の中にも様々な自然観察をされており、有意義な時間を過ごすことができました。また、会場には、弓削野鳥の会の発足当時の懐かしいお顔も見られ様々な話題に花が咲きました。
「トコロジスト」って聞いたことありますか?
「トコロ」は場所のこと。「その場所の専門家」という意味の造語です。
公園や川、裏山など、自分のお気に入りの場所をひとつ決めて徹底的に歩き、生きものや文化、歴史など、その場所のことなら誰よりも詳しい専門家になろうと呼び掛ける言葉です。
いつもの散歩コースや通勤の行き帰り、毎日通っている職場や学校の敷地など、何気なく 歩いている場所を「自分の場所」として見直してみませんか?
講師は、2013年10月に『トコロジストになろう!』というブックレットを執筆した当会スタッフの箱田敦只(はこだあつし)。自身の経験を踏まえて、今なぜトコロジストなのか、トコロジストの楽しさや意義についてお話しします。
箱田敦只(はこだあつし)
1990年に日本野鳥の会に就職し、姫路市自然観察の森に赴任。1992年、横浜市自然観察の森のレンジャーとして主にボランティア育成に携わる。1996年、東京港野鳥公園レンジャーを経て、1997年に日本野鳥の会事務局において、自然保護活動に関わる人材育成担当になり、レンジャー養成講座等の事業を立ち上げるほか、自然観察施設の職員やボランティアを対象とした研修・コンサルタントを担当。現在、日本野鳥の会 普及室室長代理。
ヒヨ爺
1