ブログ:「On-line版 ミサゴ便り」

講演『トコロジストになろう!』

箱田氏の講演

箱田氏の講演

 6月3日13時から交流館に於いて『トコロジストになろう!』と題して講演を視聴しました。講師は『トコロジストになろう!』の著者の日本野鳥の会 普及室長代理 箱田敦只氏、トコロジスト 島村幸明氏。

 箱田氏には、トコロジストとは何か? 今なぜトコロジストなのか? トコロジストの楽しさをご自身の体験を交えながらお話、三宅島在住のトコロジストの島村氏には、噴火全島避難から5年後、帰島してからの活動等にのお話を伺い参加者全員で上島町の自然、文化について意見交換を行いました。
 集まった受講者の中にも様々な自然観察をされており、有意義な時間を過ごすことができました。また、会場には、弓削野鳥の会の発足当時の懐かしいお顔も見られ様々な話題に花が咲きました。

「トコロジスト」って聞いたことありますか?
「トコロ」は場所のこと。「その場所の専門家」という意味の造語です。
公園や川、裏山など、自分のお気に入りの場所をひとつ決めて徹底的に歩き、生きものや文化、歴史など、その場所のことなら誰よりも詳しい専門家になろうと呼び掛ける言葉です。
いつもの散歩コースや通勤の行き帰り、毎日通っている職場や学校の敷地など、何気なく 歩いている場所を「自分の場所」として見直してみませんか?
講師は、2013年10月に『トコロジストになろう!』というブックレットを執筆した当会スタッフの箱田敦只(はこだあつし)。自身の経験を踏まえて、今なぜトコロジストなのか、トコロジストの楽しさや意義についてお話しします。

箱田敦只(はこだあつし)
1990年に日本野鳥の会に就職し、姫路市自然観察の森に赴任。1992年、横浜市自然観察の森のレンジャーとして主にボランティア育成に携わる。1996年、東京港野鳥公園レンジャーを経て、1997年に日本野鳥の会事務局において、自然保護活動に関わる人材育成担当になり、レンジャー養成講座等の事業を立ち上げるほか、自然観察施設の職員やボランティアを対象とした研修・コンサルタントを担当。現在、日本野鳥の会 普及室室長代理。

ヒヨ爺
 

島村氏の講演

島村氏の講演

しまなみ海道生き物マップとディスカッションの様子(左から2人目が箱田氏、3人目が島村氏)

しまなみ海道生き物マップとディスカッションの様子(左から2人目が箱田氏、3人目が島村氏)

Category : イベント報告 | Entry Date:2019年6月 3日 UP