野鳥図鑑
オオジュリン
池の葦原の中を行ったりきたりしていました。
葦の茎に縦に止まり警戒していました。
- 観察時期：
- 冬鳥
- 生息環境：
- 河川や湖沼などの草原や湿原
- 国内分布：
- 全国
- 類似種：
- 翼は赤褐色で羽毛に覆われ、黒い縦斑状の斑紋が入る。
行動・生態
- 採餌：
- 種子、昆虫等を食べる。葦等の茎に縦に止まり、葉の鞘を剥がして、中にいる昆虫類を捕食する。
- 飛翔：
- 葦原の中を機敏に飛び回わる。
- 鳴き声：
- 「チュリージュリーチュリー」と鳴く。
- 繁殖：
- つがいで生息し、縄張りを形成する。国内では北海道、東北地方で繁殖する。町内での繁殖記録はない。
- 出現月：
- 1月・2月・3月
観察状況
町内では観察記録は少ないが、岩城島の池、沼等の葦原で生息している可能性は高い。
識別ワンポイント
雄は夏羽は頭部から喉にかけて黒く、嘴の基部から頬へ向かう斑紋は白い。頚部から腹面は白く、顎線と繋がっている。背面は赤褐色に黒い縦縞が入る。腹面は白く、雄の冬羽は雌に似るが、喉が黒い斑紋で囲まれる。雌は頭頂部と頬が褐色、眼上部にある眉状の斑紋と頬線は黄褐色で、背面には灰褐色と黒の縦縞が入る。腹面は灰褐色の羽毛で覆われ、体側面には褐色の縦縞が入る。