野鳥図鑑
チョウゲンボウ
- 観察時期:
- 冬鳥
- 生息環境:
- 農耕地、原野、河原、干拓地、丘陵地帯、山林等の低地、山地から高山帯までの広い範囲に生息
- 国内分布:
- 全国
- 類似種:
- 小型のハヤブサ類で他に類似種はいない。
行動・生態
- 採餌:
- 小型の鳥類、昆虫、ミミズ、蛙等を捕食する。
- 飛翔:
- 素早く羽ばたいて、身体を斜めにしながらホバリングを行った後に急降下して地上で獲物を捕らえることが多いのが特徴である。
- 鳴き声:
- 「キィキィキィキィ」と鳴く。
- 繁殖:
- 長野県では本種が集団繁殖しており、国の天然記念物になっている。しかし、近年は繁殖するつがいの数が大幅に減少している。
- 出現月:
- 1月・2月・3月
観察状況
写真は岡山県で観察撮影された。上島町での生息は確認されていない。全長35cm程度、翼を広げると70〜80cmになる。体重は雄が150g、雌が190g程度である。羽毛は赤褐色で黒斑がある。雄の頭と尾は青灰色で、雌は褐色で翼の先が尖っている。
識別ワンポイント
タカ目ハヤブサ科に分類される鳥類の一種であり、小型のハヤブサ類である。