野鳥図鑑

ホトトギス

30mほどの松の木のテッペンで鳴いていました。


観察時期:
夏鳥
生息環境:
平地から山地の林・高原など
国内分布:
全国・越冬地は東南アジア
類似種:
カッコウ科の鳥はすべて似ているが、本種は胸から腹にかけてある横斑が最も多い。

行動・生態

採餌:
主にガの幼虫などの昆虫を主食とする。
飛翔:
羽ばたきは速く、体の色彩とあいまって、タカ類と間違えやすい。
鳴き声:
「テッペンカケタカキョキョキョ」「特許許可局」と鳴く。
繁殖:
町内でも繁殖しているが、主にウグイスに托卵している。
出現月:
5月・6月・7月

観察状況

5月頃から声が聞こえるようになり、この声で夏の訪れを感じるようになる、渡りの時季には夜間でも鳴きながら移動している。単独で生活するが、渡去前には2、3羽で行動しているときもある。カッコウ科の鳥は托卵の習性が知られるが、ホトトギスは主にウグイスに托卵するので、両者の生息環境はほぼ同じところである。赤穂根島内にはウグイスが多く、托卵しているものと思われる。

識別ワンポイント

飛ぶ姿は小型のタカで、鳴き声に特徴がある。