野鳥図鑑
ホトトギス
- 観察時期:
- 夏鳥
- 生息環境:
- 平地から山地の林・高原など
- 国内分布:
- 全国・越冬地は東南アジア
- 類似種:
- カッコウ科の鳥はすべて似ているが、本種は胸から腹にかけてある横斑が最も多い。
行動・生態
- 採餌:
- 主にガの幼虫などの昆虫を主食とする。
- 飛翔:
- 羽ばたきは速く、体の色彩とあいまって、タカ類と間違えやすい。
- 鳴き声:
- 「テッペンカケタカキョキョキョ」「特許許可局」と鳴く。
- 繁殖:
- 町内でも繁殖しているが、主にウグイスに托卵している。
- 出現月:
- 5月・6月・7月
観察状況
5月頃から声が聞こえるようになり、この声で夏の訪れを感じるようになる、渡りの時季には夜間でも鳴きながら移動している。単独で生活するが、渡去前には2、3羽で行動しているときもある。カッコウ科の鳥は托卵の習性が知られるが、ホトトギスは主にウグイスに托卵するので、両者の生息環境はほぼ同じところである。赤穂根島内にはウグイスが多く、托卵しているものと思われる。
識別ワンポイント
飛ぶ姿は小型のタカで、鳴き声に特徴がある。