野鳥図鑑

セグロカモメ


観察時期:
冬鳥
生息環境:
沖合い・沿岸・河口等
国内分布:
全国
類似種:
オオセグロカモメは、背中、翼の上面が濃い色だが、識別は難しい。また、カモメとは大きさ、嘴の赤斑などで区別が付く。

行動・生態

採餌:
主に魚を食べるが、死んだ魚や生ゴミなども食べる。攻撃性も強く、他の鳥の餌を横取りすることもしばしばである。
飛翔:
ユリカモメに比べ、ゆったりと飛ぶ。しかし、餌の横取りの時等はかなり早く、反転も早い。
鳴き声:
「クワァー、クワァー」と鳴く。
繁殖:
繁殖地は大陸の内部。
出現月:
1月・2月・3月・10月・12月

観察状況

弓削ではもっとも多く観察され、ほとんどの人がカモメと呼ぶのは本種である。沿岸部にも多く出現し、特に沖合いの海苔のいかだの上では相当多くいる。荒天のときなどは湾内に避難してくるのでカウントしやすくなる。大体9月下旬くらいから10月中旬にかけ渡ってきて、ウミネコとバトンタッチするように増えてくる。

識別ワンポイント

下嘴の赤点、淡紅色の足が特徴である。