野鳥図鑑

ハヤブサ

弓削大橋の鉄塔の上で獲物を狙っていました。


観察時期:
留鳥
生息環境:
海岸・河口・農耕地など
国内分布:
全国
類似種:
タカ類とよく間違われるが飛翔型が違い、翼の先は細く閉じて飛ぶ。同じハヤブサ科のチョウゲンボウは小型。チゴハヤブサは胸にオレンジ色が混じる(但し、雄)、環境庁危急種、絶滅危惧Ⅱ類(V. U)、ワシントン条約付属書Ⅰに指定。

行動・生態

採餌:
主に小鳥を狩るが、セグロカモメなどの大型の鳥を狩る姿が町内でも観察されている。
飛翔:
帆翔はあまりしない。飛び方は直線的で、羽ばたきは速く、狩のときは翼をすぼめ弾丸のように突っ込む。そのときの速度は約400km/hに達する。
鳴き声:
繁殖期には「ケーケーケー」と鳴く。
繁殖:
町内での繁殖が確認されている。
出現月:
年中

観察状況

町内ではほぼ全域で観察できる。弓削大橋の上でも餌を待ち伏せしている姿が春から夏にかけてよく観察される。2月に赤穂根島で観察され、冬期は行動範囲が拡大すると思われる。ムクドリ、ヒヨドリをよく狙っている。また、因島からの侵入個体と弓削の個体と争う様子も観察できる。

識別ワンポイント

翼の先は尖がり、胴体が太く、羽ばたきは速く帆翔もする。