野鳥図鑑

ウミウ

繁殖期のウミウとセグロカモメ


観察時期:
冬鳥
生息環境:
湖沼・海岸
国内分布:
全国
類似種:
ウミウは海上が主な生息地で、カワウのように河川にいることはまれだが、背中の色が緑味のかかった金属光沢をしている。又、嘴の根元の黄色い部分は丸い。

行動・生態

採餌:
潜水して魚類を捕る。
飛翔:
あまり飛ぶ姿は見られないが、頸を伸ばしカモ類のように見える。
鳴き声:
「ほとんど鳴かない。」
繁殖:
町内での繁殖記録はない。北海道や本州北部
出現月:
1月・2月・3月・9月

観察状況

ウミウは海上が主な生息地でカワウのように河川にいることはまれである。大きな川のない本町では識別に注意を要する。弓削・佐島・岩城島で見られるものがウミウかどうかは確認がとれていない。

識別ワンポイント

背中の色が緑色がかった金属光沢をしており、嘴の根元の黄色い部分が丸い。繁殖地は岩場の岩棚などで、岩礁地帯の多い瀬戸内海では個体数は相当数いると思われる。鵜飼いで使われるウは本種である。カワウが沿岸部に相当数いるが外海にいることは稀である。