野鳥図鑑

ヒヨドリ


観察時期:
留鳥一部漂鳥
生息環境:
平地から山地の林、公園、農耕地
国内分布:
全国
類似種:
ムクドリは嘴が黄色で腰から上尾筒が白い。

行動・生態

採餌:
果樹、葉菜などの食害もあるが、他の木の実、種子、花蜜、昆虫類、爬虫類なども主食とする。
飛翔:
波状飛翔をする。羽ばたきの後、滑翔し、また羽ばたいて高度を保つ。
鳴き声:
「キーキーキー」とか「ピーピョロロ」と鳴く。
繁殖:
町内で繁殖し、夏には幼鳥の姿が多く観察される。
出現月:
年中

観察状況

全域で年中観察されるが、秋口から冬季にかけて群れが大きくなり数も増える。これは、北のほうから越冬の為渡ってくる個体がいるためと、本種は繁殖期以外は群れを形成する習性であるからと思われる。秋の渡りは大群を成し、燧灘側を通る様子が観察される。群れは小さいもので200羽、大きいもので2,000羽から3,000羽になる。

識別ワンポイント

全身が灰色っぽい鳥で、飛翔に特徴があり波状形を描く。