野鳥図鑑

エゾビタキ


観察時期:
旅鳥
生息環境:
平地から山地の林
国内分布:
繁殖地は極東北部、カムチャッカ、越冬地はフィリピン、インドネシア
類似種:
コサメビタキは小さく、胸の縦斑は薄い。サメビタキは縦斑がはっきりしない。

行動・生態

採餌:
飛んでいる昆虫等、種子も食べることがある。
飛翔:
羽ばたきは速く、時間は短いが停空飛翔もする。
鳴き声:
「ジィ」という声で鳴く。
繁殖:
町内の記録はない。
出現月:
9月

観察状況

秋の渡りの時期に、特に三山、積善山周辺、赤穂根島の林緑や海岸沿いで観察される。林を好むが枝先や樹冠部によくとまり、飛んでは餌を捕り、また同じ所に戻るという行動をとる。これは飛んでいる虫を捕るためで、英名Flycatcherというのはこの行動からつけられたものと思われる。あまり市街地、沿岸部では観察されない。

識別ワンポイント

胸の縦斑が目立ち、背中からは三列風切の羽縁の白が目立っている。