野鳥図鑑

クイナ


観察時期:
冬鳥
生息環境:
一年を通して水田、水辺の草むら、葦原といったところで生息。
国内分布:
全国
類似種:
嘴は他のクイナ類に比べて長くとがっている。クイナとは「喰い鳴き」が転じたもので、水田でカエルや小魚を食べて鳴く鳥を意味する。

行動・生態

採餌:
昆虫、ミミズ、モミや水草
飛翔:
飛ぶ力は弱い。
鳴き声:
「ジックジック」と鳴くほか、「キョッ」という声も出す。
繁殖:
ユーラシア大陸中部で繁殖。日本では夏鳥として北海道、東北地方で繁殖。
出現月:
11月・12月・1月・2月

観察状況

半夜行性で警戒心が強いため、あまり人前に姿を現さない。

識別ワンポイント

雌雄同色で、成鳥は体の上面は茶褐色で黒色の縦斑があり、下面は顔から胸にかけて青灰色、脇から尾羽にかけては黒褐色と白の縞模様。嘴は黄赤色で細長く、上嘴の上部が褐色を帯びている。幼鳥は成鳥に比べて褐色味が強く、嘴は黒っぽい。