野鳥図鑑

ノスリ


観察時期:
冬鳥
生息環境:
農耕地・林
国内分布:
全国
類似種:
ケアシノスリは本種よりはるかに白く尾羽に黒い帯がある。トビとは尾羽が丸いこと、飛翔形が浅いV字形であることから区別がつく。

行動・生態

採餌:
ネズミや小鳥などを主食とする。狩りは待ち伏せ型である。
飛翔:
羽ばたきはあまり早くない。帆翔するときもゆったりとした飛び方をする。
鳴き声:
主に繁殖期に「ピーエー」などと鳴く。
繁殖:
町内での繁殖の記録はない。
出現月:
1月・2月・3月・11月・12月

観察状況

町内では、冬季に三山、積善山でも観察され、赤穂根島で2004年11月に3羽が観察されたが、冬季に限られているため繁殖はないと思われる。したがって、冬季に来るのは漂鳥個体であろう。数は少なく1シーズン2~3羽程度であり、他のタカ類の渡来状況からも判断してこの数字が限度であると思われる。

識別ワンポイント

ハト大の大きさで、羽ばたきは速く、滑翔と羽ばたきの割合はオオタカよりも滑翔時間が短い。帆翔もする。尾が長く、下面は褐色味が強い。