野鳥図鑑

キクイタダキ


観察時期:
留鳥又は漂鳥、西南日本では冬鳥
生息環境:
山地から高山の針葉樹林を好む。
国内分布:
全国
類似種:
日本で最も小さく、また最も軽い鳥である。

行動・生態

採餌:
林の中で昆虫やクモなどを採る。
飛翔:
羽ばたきはすごく速い。停空飛翔もする。
鳴き声:
「チリチリチリチリ」と鳴く。
繁殖:
繁殖地は高山帯のため、町内ではない。
出現月:
2月・3月

観察状況

町内では冬鳥である。つまり漂鳥と思われる。1月から3月に掛けて小群で行動し、大体5羽前後で移動する。昆虫やクモ類などを食べるが、よくネズミサシやアカマツなどの樹木で採餌している。カラ群と行動を共にすることもあり、よく停空飛翔をする。針葉樹の葉の間にクモの糸で吊り下げた巣をつくり、約10個の卵を産む。

識別ワンポイント

名は「菊戴」に由来し、頭頂部に黄色い線がある。また、雄の冬羽では、さらにその帯の中央に鮮やかな橙赤色の帯がある。