野鳥図鑑

ジョウビタキ

ジョウビタキの♂

おいしそうにミミズを啄ばんでいます。

ジョウビタキの♀


観察時期:
冬鳥
生息環境:
市街地、公園、山地
国内分布:
全国
類似種:
ノビタキは頭も黒く翼の白斑も小さい、前頸部から後頸にかけ白い帯がある。時期もややずれる。

行動・生態

採餌:
昆虫やクモ、植物の実など食べる。
飛翔:
直線的に羽ばたく。
鳴き声:
「ヒンヒンヒン、カチッ カチッ カチッ カチッ」と鳴く。
繁殖:
シベリア極東から中国にかけて繁殖している。
出現月:
1月・2月・3月・4月・10月・11月・12月

観察状況

毎年10月第1週頃には訪れる冬鳥で、常連の野鳥である。島内全域で観察でき、「ヒンカチ」「紋付き」とか呼ばれるが、この名称は町内に限らずあちこちで呼ばれ、鳴き声や姿からつけられたものである。渡来当初は縄張り争いのため盛んに鳴き、追いかけあいをする。これは雌雄関係なくする。春先にも同様の行動をとるが、これは繁殖の為で、雄同士争っても雌と雄が争うことはない。

識別ワンポイント

雄は胸のオレンジ色が目立つが、雌は地味な灰色がかった茶褐色である。