野鳥図鑑
ルリビタキ
ルリビタキの♀
ルリビタキの♂
- 観察時期：
- 留鳥(漂鳥) 西日本では冬鳥が多い
- 生息環境：
- 山地から平地の林、藪など
- 国内分布：
- 全国
- 類似種：
- コルリ、オオルリは夏鳥で脇の部分の橙色がない。メスのジョウビタキとルリビタキの雌との違いは尾羽の色で、ルリビタキには藍色が入る。
行動・生態
- 採餌：
- 昆虫、クモ、植物の種子などを食べる。
- 飛翔：
- 羽ばたきは速く、直線的に飛ぶが、藪や林での生活が多く長く飛ぶことはあまり見られない。
- 鳴き声：
- 「ヒッヒッヒッ」とか「チッチッチッ」という声、囀りは「チチュリチョリチョリ」と鳴く。
- 繁殖：
- 中部以北の山地より以北の亜高山帯の林で繁殖する。
- 出現月：
- 1月・2月・3月
観察状況
三山、久司山など山地の林で観察される。数は多くないが、藪から出てこないため、案外多いのかもしれない。成鳥雄は鮮やかな瑠璃色を見せるが、この色は年齢により差が大きく、第4回冬羽の段階で完全に瑠璃色となる。幼羽から第1回冬羽の段階では全体に褐色で野外での雌との識別は可能となる。なお、小雨覆から徐々に青くなる。
識別ワンポイント
冬鳥で瑠璃色を見せる鳥は本種のみである。