野鳥図鑑

ミソサザイ


観察時期:
留鳥
生息環境:
山地から亜高山帯の渓流近く、冬は低山の沢や崖地に移動する。
国内分布:
全国
類似種:
日本でもっとも小さい鳥の一つである。

行動・生態

採餌:
昆虫、クモなどを食べる。
飛翔:
茂みの中や、岩や倒木の間をすばやく移動する。
鳴き声:
「ピィツイッピルルル、ピーチィピルピル」、地鳴きはウグイスに似て「チャッチャッ」と鳴く。
繁殖:
町内ではその記録はない。
出現月:
5月

観察状況

体長約10cm。翼開長約16cm。全身は茶褐色で、体上面と翼に黒褐色の横斑があり、体の下面には黒色と白色の波状横斑がある。雌雄同色である。四国島では、やや標高の高いところで繁殖しているが、赤穂根島では繁殖期に観察されていない。2004年11月に地鳴きが聞かれ、冬期に移動してくる個体がいるようである。

識別ワンポイント

体つきは丸みを帯びており、尾は短い。よく尾を上に上げる姿勢をとる。