野鳥図鑑

ツバメ


観察時期:
夏鳥
生息環境:
市街地から山地までの人家・里山
国内分布:
全国
類似種:
コシアカツバメは腰が赤く、大きい。イワツバメは小さく、赤い部分がない。

行動・生態

採餌:
主に空中で昆虫を捕る。地面で餌を捕ることはない。水を飲むとき、水浴びをするときも飛びながら行う。
飛翔:
速い羽ばたきで飛翔する。帆翔することもある。
鳴き声:
「チョピッ、チョピチョピ」「虫食って土食って口しぶーい」と聞きなされる。
繁殖:
建造物で営巣する。巣は皿型で外から見えにくいところを好む。1回で5卵程度産み、2回繁殖する。
出現月:
3月・4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月

観察状況

全域で観察され、三山、積善山などの山地の上空でも採餌のため飛び回っている姿がある。巣は建造物に作られ、有史以来、人の造った建造物以外で繁殖した例がない。本州、四国では概ね2月頃初認されるが、町内では3月に入ってである。4月には本格的に繁殖に入り、通常シーズン中に2回繁殖する。10月頃から姿を消し、越冬地へ渡る。

識別ワンポイント

赤褐色の額とのど、白色の腹と下雨覆で、二股の長い尾羽が特徴である。