野鳥図鑑

オオタカ

オオタカの幼鳥


観察時期:
留鳥、冬季に移動する個体がある。
生息環境:
山地の林で繁殖、冬季は平地に移動する個体もある。里山
国内分布:
全国
類似種:
ハイタカはもっと小さく羽ばたきも速い、縦縞も細かい。環境庁危急種、絶滅危惧種Ⅱ類(V. U)ワシントン条約附属書Ⅱに指定されている。

行動・生態

採餌:
主に小鳥を狩る。森林でのハンティングが主。時にはカモなど大型の鳥も狙う。狩りは待ち伏せ型である。
飛翔:
羽ばたきと滑空を交互に行うが、帆翔しているときもある。
鳴き声:
繁殖期には「キッキッキッ」と鳴く。
繁殖:
町内での繁殖は確認されていないが、主にアカマツなどの大木を利用する。また巣は数年にわたり同じ巣を使用する傾向がある。
出現月:
1月・2月・3月・5月・11月

観察状況

冬季に移動してきた個体が観察できる。特に三山から古法皇山にかけて多く観察できる。春秋の渡りの時期には多く観察できる。繁殖時期には観察されることがないので、繁殖の可能性は低い。雄と雌では雄が小さく、雌がやや褐色味が強い。

識別ワンポイント

カラスと同等の大きさのタカで、明らかに大きい場合は本種の雌で、幅広い翼である。