野鳥図鑑

ヒドリガモ


観察時期:
冬鳥
生息環境:
主に海岸、内湾、河口、広い湖沼にいることもある。
国内分布:
全国
類似種:
アメリカヒドリは頭部に緑の光沢色がある。個体差もあり眼の後ろに緑が混ざる個体もある。

行動・生態

採餌:
植物を主食とする。日中は水草が多いが、夜間は水田などで餌を捕る。
飛翔:
バタバタと飛翔中に翼の雨覆が白いのが雄である。
鳴き声:
雄は「ピューイ」という独特の声、雌は「ガーガー」
繁殖:
ユーラシア大陸北部
出現月:
2月・12月

観察状況

全長約49cm。雄の成鳥は額から頭頂がクリーム色で、顔から頸が茶褐色、胸は薄い茶色である。体の上面は灰色で黒い細かい斑が密にある。下尾筒は黒く、雌は全体に褐色で雄のエクリプスは雌と似ているが、全体に赤味が強い。

識別ワンポイント

オナガガモ、マガモ、コガモなどと並んで、日本で最も普通に見られるカモ類である。