ブログ:「On-line版 ミサゴ便り」

2017年11月

「ヤツガシラ」現る

冠羽と呼ばれる頭上の羽根を広げると扇状になるのが特徴

冠羽と呼ばれる頭上の羽根を広げると扇状になるのが特徴

 今から2年前、2015年11月27日帰宅すると次女から「近所の畑で採餌するヤツガシラを観た」と告げられた。「まさか瀬戸内の島にヤツガシラ?」と思いながらもその畑の側を通るたびに気にはしていたが双眼鏡を携えて探し廻るようなことはしなかった。
 それから1ヶ月後に知人から変わった鳥が畑をウロウロしていたのでスマホ写真に撮ったので見てくれと言われ、彼のスマホをのぞき込んで驚愕した。そこには小さいながらも明らかにヤツガシラの姿があった。
 正月休みに一目ヤツガシラを見ようと奔走したが時既に遅く旅立った後だった。数名の目撃者の話をまとめると11月下旬に久司浦へ渡り、その後、沢津で1ヶ月程過ごしたものと思われる。
 娘からは「私の言うことを信用しないから」と言われるし、珍鳥ヤツガシラは見られないし、正月早々悪いこと尽くめだった。
 国内で観察されるのが珍しい渡り鳥のため出現直後の掲載は周辺に迷惑をお掛けしてはと思い避けました。上島町内ではもう見られる可能性のほとんどないヤツガシラを見られた人は幸運だと思います。
 写真は野鳥の会愛媛県東予連絡会の会員の方が石川県で撮影されたものを掲載させて頂きました。
                           (ヒヨ爺)

Category : 野鳥観察 | Entry Date:2017年11月 1日 UP
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